多文化子育てサークルをやろうと思ったきっかけのきっかけ。

よく結婚はタイミングとか言うけど、多文化子育ての活動を始めようと思ったのも、

本当いろんなタイミングが合ったからとしか言いようがいない。

 

たぶん一番初めのきっかけのきっかけとなったのは、

職場帰りに聞いていたラジオから、

「少しでも興味があることがあれば、調べてみる。小さなことでも行動することが大事」的な文字で書けばありきたりなことを聞いて、

なんかつまんないなぁ~もっと生活に色が欲しいと思っていた私は

小さいころやっていた「大人ミュージカル /住んでる地域」のキーワードを調べてみた。

でも結局、ここには市民ミュージカル的なものはなくて、あぁ大きな声で歌いたかったなぁ…残念。とただ思っていた。

 

そんなこんなで月日が流れ、ある時市報で「多文化共生推進委員・公募」を1ページ目に見つけ、

なんかちょっと興味あるかも…自分の人生において何も役に立たせられてない大学での知識とか、もしかしたら関係があって私のその負い目を拭い去ってくれるかも。

という内心もあり、ミュージカルのリベンジ、こっちはどうだ?!と応募したらなんと通った。

(ちょうどその頃、おなかの中に子供がいて、この時期は育休中だろうからできそうかなという思いもあった。)

こうして多文化共生のMTに出て、今現在、市が取り組んでる多文化共生推進プランたるものを教えられ、この町がこんなに多文化共生に力を入れてるなんて全然しらなかったし、この名前で部署があるのもビックリ。

そして外国人のことを、”外国人市民”と呼ぶところがとてもうれしい気持ちになった。(旦那は外国人市民なので。)

半年後、2回目のMTでは、子供を抱え、他の市民委員の方がどんどん意見を言う中、私はあんまり発言できず…(頭の回転が致命的にスロー)

今度はちゃんと発言できるように、知り合いの外国人市民に聞いてみよう~!とちょっと積極的になった時に、以前から知っていた外国人家族が子供の3歳児健診の紙を持ってきて、「これって何?漢字読めなくて・・・」

その時に、あっ、これはなんだか大変そう…

自分のことはどうにでもなるけど、子供のこととなると何かと心配になるものだよね。

と。
特に非漢字圏の人で結婚を機に来日して、日本での生活がまだ浅くママになった人は日本語でのコミュニケーションも大変だし、こんな市からの手紙とか日本の子育て制度とかサポート事業とか理解するの、めちゃめちゃ大変なんじゃないか!
って私も新米母になったばかりで、核家族の子育てで助けてもらえる人もいなく、友達、姉からの情報を重宝してなんとかやってる状態だったから、結構衝撃だった。


日本在住外国人って聞くと、留学生、日本人配偶者、日本の会社等で働いている人がメインで浮かぶけど、外国人ママの視点ってマイノリティー中のマイノリティーだなぁと初めて感じた。これがきっと、多文化子育てサークルをやろうおもったきっかけ、というか、経緯かな。
でもまだこの時点では、動かないんだよね。

つづく。